新年あけましておめでとうございます

菅野 厚
謹んで新年のお慶びを申しあげます。
日頃より組合員の皆様並びに関係各位におかれましては、当組合の運営につきまして特段のご支援、ご協力を賜り厚く御礼申しあげます。
今年は干支は午で、丙午(ひのえ・うま)の年です。「午」は、成長や成功・繁栄の象徴として、縁起がいいとされています。そして「丙」は、植物の成長にたとえると「芽が出て、葉が広がり、成長が著しい状態」を意味し「陽気が発揚する」という意味合いもあります。
さて、「人間万事塞翁が馬」ということわざがあります。昔、中国の塞翁という人が飼っていた馬が逃げたため人々は慰めに行きましたが、塞翁は「このことが幸いを呼ぶかもしれない」と悲しむ様子はありませんでした。その後、逃げた馬が別の立派な馬を伴って戻ってきたということです。人の幸・不幸を予測することは出来ず、一見不幸に見える出来事が後に幸運につながったり、逆に幸運の前兆と思われたのに予想外の試練に見舞われたりすることもあります。現実の出来事に一喜一憂することなく、不幸と思える出来事も長期的には幸運につながると信じて、健康に留意しつつ、充実した1年にしていきたいものです。
当組合も今年は、変革の時期を迎えます。福島第一原発事故による第2期復興・創生期間を終え、ふくしま森林再生事業も縮小されることから、今後の組合の方向性を見極め新しい事業に積極的に取り組まなければなりません。
今年も昨年同様に広葉樹林再生事業・分収造林事業のほか、支障木伐採事業等の利用事業を中心に事業を展開し、管内の森林整備を進めてまいります。
今後とも組合員の負託に答え、森林の持続的な機能発揮のため邁進してまいりますので本年もよろしくお願いいたします。

