新年あけましておめでとうございます
謹んで新年のお慶びを申しあげます。
日頃より組合員の皆様並びに関係各位におかれましては、当組合の業務運営につきまして特段のご支援、ご協力を賜り厚く御礼申しあげます。
今年の干支は、「乙巳(きのと・み)」です。 「乙」は困難があっても紆余曲折しながら進むことや、しなやかに伸びる草木を表し、「巳」は蛇のイメージから「再生と変化」を意味し、脱皮を繰り返し成長する蛇は、その生命力から「不老長寿」を象徴する動物、または神の使いとして信仰されてきました。
本年は干支にあやかって「しなやかに・したたかに」、当組合も老いることなく、不老長寿の道を歩んでいけることを願ってやみません。
ここ数年気候変動問題が話題となっておりますが、特に昨年の夏は連日のように40℃を超える酷暑日が続き、夏が長く秋の短いとても大変な年となりました。
世界の平均気温は、経済活動に伴うCO2(二酸化炭素)等の温室効果ガスの排出量の増加により上昇し、気候災害のリスクが一層高まるなど、日常の生活や企業活動に大きな影響があると懸念されております。こうした事態を回避する為には、CO2を吸収しO2(酸素)を排出するという機能を備えている 森林を適切に管理し、循環させることが重要であります。
戦後植林されたスギは伐期を迎えておりますが、この森林を「切って・使って・植えて・育てる」 といった森林の循環サイクルを繰り返すことでCO2の吸収の更新が図られ、持続的な木材利用が可能となります。今後、ますます森林循環の重要性が認知されていくものと思われます。
このような状況の中で当組合は、今年度も昨年同様にふくしま森林再生事業・広葉樹林再生事業・分収造林事業のほか、支障木伐採事業等の利用事業を拡大するとともに、新しい事業にも積極的に取組むことで、管内の森林整備を進めてまいります。 今後とも組合員の負託に答えるべく、全力で取り組んでまいります。本年もよろしくお願いいたします。